************************** 写真・・・最近の楽しみ。 写真について、ちょっと書いて見ようかな〜って思います。 Pが1番最初に「写真」という物に興味を持ったのは中学生の頃。 本屋さんにあった<入江泰吉氏>の写真集を手に取った時にさ かのぼります。もう数10年前の事。「大和の風景」と「仏像」がそこ にありました。霞みの掛かった淡く写る風景に心を惹かれ、学生 にしては高い値段だった写真集をお小遣いを貯めて買ったのが 最初です。その写真集をきっかけに、奈良の風景や仏像に興味 を持ち、休日には友人と散策に出かけたりして、今のHPの基礎 とも思える事に出会えました。と言っても、詳しく覚え様とは思わ ず、ただただ眺めているのが好きだった訳で、その頃に詳しく知 ろうと思っていたら、きっと今頃はまた違った方向へ行っていた かも知れませんが。(笑)一種の憧れにも似た、入江先生の風景 に出会いたかっただけだったように思います。 もう一つ写真との出会いがあります。それは、大人になってから また短歌を詠んで見たいと思い始めた頃、<俵万智>さんの短 歌集を古本屋さんで見つけて手にした時の事。その頃は、短歌 という物はやはり口語で詠まなきゃ!なんて、堅苦しく考えていた りしていて、難しい言葉を捻くりまわして歌詠みをしていて、少し 行き詰まりを感じていました。俵さんはもうすっかり有名人になり 本も数冊出していましたが、「つまらない・・・」って、食わず嫌い のような事を思っていたのです。しかし、その古本屋さんで手に した彼女の本はその頃のPにとっては、とても衝撃的に、しかも 鳥肌が立つくらいの震えを覚えるほど素敵に思えました。といい ますのは、彼女の歌も勿論素晴らしいのですが、その歌に華を 添えている写真のなんと素敵なことか。歌と写真とのコラボレー ションに大拍手を送りたくなるほどでした。「もうひとつの恋」その 本の題名です。写真を撮影しておられたのが<浅井慎平>さん 。クイズ番組で頭のキレの良い回答をいつもしておられる方だと 知っていましたが、どんな写真を撮影されるかなんて、全く知らず にいました。 入江先生とは全く反対で、都会の風景や風に揺らぐ花・・・何気 ない殺風景に思えそうなちょっとした物でも、彼のファインダーを 通して見ると、なんとそれらが活き活きと描かれていて、ポストカ ードにして誰かに届けたいような、そんな気分にしてくれました。 俵さんの現代の言葉で綴られている31文字と浅井さんの写真と が素晴らしく素敵にコラボレーションされていて、「自分の言葉で 自分らしく、自分を表現出来たらこの上も無くいいな〜」なんて、 偉そうに思ってしまったのです。それから、PはPなりに心にドキ リとする写真に自分の綴る言葉31文字を載せているのです。 上手い、下手は問題じゃない。自分が良いと思えるのが心地よ い事なのだと思います。写真・・・これからも撮り続けてゆけたら 嬉しいな〜。(o^−^o) ウフッ 04.02/05 P-SAPHIRE |