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*- 喫茶去 -*
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<喫茶去>と書いて<きっさこ>と読みます。
禅の言葉だそうですが

 ささ、一服のお茶を召し上がって下さい

的な言葉だとPは理解しています。

もう何年前になるかしら・・・
まだ学生の頃だったような記憶がありますが、
自宅の呼び鈴が鳴ったので玄関ドアを開けてみると
そこにはみすぼらしい老人が立っていました。

「はい?」と言う私に、薄汚れた手をニュッと差し出し
「お握り一つ恵んで下さい」と言った。
「ちょっと待って下さいね」と、一旦家の中に戻り、母に
「お乞食さんが来てはって、お握り欲しいって言うてはる」と告げた。

母は当時の100円を私に手渡し「これで帰ってもらい」と言った。

しかし老人はお金を受け取らず、お握りが欲しいと言い張る。
そこで父はこう言った。

「どんな身なりの人であろうと、丁重にしなければいけない。
人を助ければ、また自分もどこかで人に助けてもらえる。
どんな人でも、話をすれば一つ良い事を言う。
ちゃんとお握りを作って食べてもらえ」

言われた通り、お握りをいくつか作り手渡すと、
老人は丁重に頭を下げてどこかへと去って行った。

いつも喧嘩ばかりしている父でしたが、
この時は「父は偉大だ」と思いました。(笑)

この時、父が施したお握り・・・この精神がまさしく
喫茶去ではないだろうか。
老人は何も語りはしなかったけれど、
父から良い話を聞くことが出来た。
これも縁なのかと、あれから随分月日は経っていますが
しっかりココロの中に残っている出来事です。

<憎いと思う相手に対しても
お茶の一杯を差し出す度量の深さを持ちなさい>

今まさに、総裁選真っ只中。
<喫茶去>の気持ちを持てる人になって頂きたいと
ココロから願うばかりです。


(ブログ:風想花に書いたものを転記しました。)

  
               2008.01/28 P-saphire




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Graphic Photo by Pari's Wind