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*- 拈華微笑 -*
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先日、久しぶりに友人に会いました。
以前は良く出会っていた人ですが
私があまり家から出なくなってしまったので
本当に久しぶりに会ったんです。

元来、愛想の良い人ではありませんが
なんだか取り付く島がないような感じがして
声を掛けるのもためらわれました。

しかし
友人は 友人
それは それ・・・

少し話をしてみましたが
どんな苦労を背負ってるの!?
女を捨て去ってしまっているような
そんなうらぶれた感じを受けました。
まだまだ若い人なのに・・・勿体無い・・・。

正直、お会いして、あまり嬉しい気がしませんでした。
なんだか寂しい人だと言う、悲しい印象だけが残りました。

禅宗に、こんな言葉があります。

<拈華微笑:ねんげみしょう>

拈華(ねんげ)・・・お花を指でつまむ事です。

拈華微笑とは、お花を手でつまみ微笑むと言う意味。

幼子が、花を見つけて手で摘み取り、嬉しそうに微笑む。
そんな感じでしょうか。
そんな姿を見て、ムカムカ、イライラ・・・誰がしますか?
まぁ、中にはいるでしょう、変わった人って言うのはね。
しかし、相対的に、悪い気持ちにはならないですよね。

それと一緒で

どんなに不細工であろうと
どんなに苦労をした人であろうと

微笑みを返して下さると
こちらまで、なんだか幸せを頂いた気持ちになります。

反対に

どんなに美人でナイスボディーであろうと
どんなにお金持ちであろうと

しかめっ面の、鬱陶しい、ムッとした顔を見ると
ゲンナリと、幻滅しちゃいます。

何も言わなくても
何もしなくても
伝わる心があります

拈華微笑・・・目は口ほどにものを言い

明日は拈華微笑・・・花一輪の微笑みをあなたに・・・



(ブログ:風想花に書いたものを転記しました。)

  
               2008.01/28 P-saphire




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Graphic Photo by Pari's Wind