*- 拈華微笑 -* ************************** 先日、久しぶりに友人に会いました。 以前は良く出会っていた人ですが 私があまり家から出なくなってしまったので 本当に久しぶりに会ったんです。 元来、愛想の良い人ではありませんが なんだか取り付く島がないような感じがして 声を掛けるのもためらわれました。 しかし 友人は 友人 それは それ・・・ 少し話をしてみましたが どんな苦労を背負ってるの!? 女を捨て去ってしまっているような そんなうらぶれた感じを受けました。 まだまだ若い人なのに・・・勿体無い・・・。 正直、お会いして、あまり嬉しい気がしませんでした。 なんだか寂しい人だと言う、悲しい印象だけが残りました。 禅宗に、こんな言葉があります。 <拈華微笑:ねんげみしょう> 拈華(ねんげ)・・・お花を指でつまむ事です。 拈華微笑とは、お花を手でつまみ微笑むと言う意味。 幼子が、花を見つけて手で摘み取り、嬉しそうに微笑む。 そんな感じでしょうか。 そんな姿を見て、ムカムカ、イライラ・・・誰がしますか? まぁ、中にはいるでしょう、変わった人って言うのはね。 しかし、相対的に、悪い気持ちにはならないですよね。 それと一緒で どんなに不細工であろうと どんなに苦労をした人であろうと 微笑みを返して下さると こちらまで、なんだか幸せを頂いた気持ちになります。 反対に どんなに美人でナイスボディーであろうと どんなにお金持ちであろうと しかめっ面の、鬱陶しい、ムッとした顔を見ると ゲンナリと、幻滅しちゃいます。 何も言わなくても 何もしなくても 伝わる心があります 拈華微笑・・・目は口ほどにものを言い 明日は拈華微笑・・・花一輪の微笑みをあなたに・・・ (ブログ:風想花に書いたものを転記しました。) 2008.01/28 P-saphire |