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赤目四十八滝・花巡り その2
(平成19年4月29日)

 <哨吶草:チャルメルソウ

 ユキノシタ科 チャルメル属

 なんとも美味しそうな名前でしょ?(笑)
 裂開した果実の形が 楽器のチャルメラに似てるそうです。楽器のチャルメラ自体知らないんですけど・・・。
 これはチャルメルソウの蕾です。蕾の右側にある大き目のが葉で、この葉をみるとユキノシタ科だって事が良く判ります。
 苔のこれは花って言うのかしら・・・。キノコや苔の事は全く知らないんです、すみません。m(__)m
 <大岩鏡:オオイワカガミ

 最初、ショウジョウバカマだと思っていましたが、どうも葉形が違う・・・蕗のような丸い葉だけど、ノコギリのようなギザギザがある。岩場で下から望遠で撮影したけど、これが精一杯。

 葉が大きいことから、オオイワカガミじゃないかと思います。普通オオイワカガミは、北海道から中部の日本海側にかけて生息しているので、ここで見られるのは珍しいと思います。でもね、六甲山でも確認されていると言う噂もあるから、ここにあってもおかしくない!?
 
  <琵琶滝>
 この辺りは広くなっていて、お弁当を広げている人を見かけました。川の深さもさほどではないようでした。

 まだまだここから滝が続きます。
丸葉崑崙草:マルバコンロンソウ

 アブラナ科  タネツケバナ属

 コンロンソウとの違いは、葉の形です。葉の先っぽが尖がっている方がコンロンソウで、丸いのがマルバコンロウソウ・・・って、そのままですが。(爆)

 白い十字の花形、茎と葉に、白い毛があるのが特徴です。
  <サワハコベ
 
 ナデシコ科 ハコベ属

 ハコベにそっくりですが、花形が少し違います。完全な裂け目ではなく、綺麗な桜のような中裂をしています。葉は対生し、三角状卵形で先端は尖っています。花びらの間から緑のガクが見えます。とても可愛らしい花でした。
 <山靫:ヤマウツボ

 ゴマハグサ科 ヤマウツボ属

 ブナ科やカバノキ科の樹木に寄生する葉緑素をまったく持たない寄生植物です。小さく見えますが、実は結構大きくなるんです。10cmから大きいものでは30cmにも成長します。
 土からいきなり花!?

 鹿の子のような花がニョキニョキと生えているのには少し驚きました。よくよく見ると群生しているではありませんか!あまり気持ちの良い花ではないので、撮影後早々に立ち去りました。
 <荷担滝:ニナイダキ>

 赤目五瀑の1つです。落差と同じぐらいの滝壺の深さを持ち、渓谷随一の景観と言われています。

 (赤目五瀑)
  不動滝・千手滝・布曳滝
   荷担滝・琵琶滝


 当初「歩けない!!」と言っていたおばあちゃん(姑)ですが、孫に手を引かれつつ結局は
全て歩き通しました。エライ!! お年寄りも下の売店で杖を購入し(500円から)頑張って
歩いておられる方がいらっしゃいました。途中危ない箇所には手すりが設置されていますの
で、そう心配することもないのではと思います。しかし、無理は禁物です。くれぐれもご自分の
体調と相談しつつ登って欲しいです。

今回、Pはあまり滝を重点的に見ませんでしたので、滝の事はあまり詳しくありません。

日本サンショウウオセンターから出合茶屋まで徒歩約2時間の道のりですが
高山植物が沢山見ることが出来ましたので、そちらばかり眺めていました。(笑)
カメラの調子が悪くて、何度もシャッターチャンスを逃しつつの下山。
次回はカメラを修理して、ゆったりと撮影に臨みたいと思いました。


 赤目四十八滝

  <交通手段> 
       電車・・・近鉄大阪線赤目口駅から三重交通バスで約15分
            日本オオサンショウウオセンターに到着出来ます。
    
        車・・・国道165号線赤目口交差点を近鉄赤目口駅方面
            に曲がり、赤目口駅の側を通ってまっすぐ直進する。

  <料金>
       入山料金 大人・・・300円
       駐車場1日・・・・・・・800円

  <赤目の名の由来>
        役小角(エンノオヅヌ)がこの地を開いた時、赤い目の牛に
        乗った不動明王が現れたという伝説から地名が出来た。
  
  <オオサンショウウオ>
        赤目四十八滝には国の特別天然記念物に指定されているので
        採集・飼育禁止。ワシントン条約付属書I類指定で国際取引も禁止。
         世界最大の両生類で日本だけに住む固有種ですが、ひげのない
        ナマズみたいで、ちょっとグロテスクな姿をしています。(^^;
        夜行性なので、滅多に昼間はお目にかかれないらしいのですが、
        それでもたまに滝界隈に出没する事もあるとか。(笑)
        入山入り口にある日本オオサンショウウオセンターでは、本物と
        対面することが出来ます。vv




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