〜 両槻会第六回定例会 〜
2008年1月14日

* 西飛鳥古墳めぐりと男綱勧請綱掛神事 *
(その6)

稲淵の案山子ロードを降りてくると、男綱の掛かる神所橋に到着です。一年に一度、綱の架け替え神事が行われるこの日、沿道には沢山のアマチュアカメラマンが今か今かと待ち構えていました。

この小さな橋の上は、もう一本大きな橋が架かっているんですよ。

小さな橋の欄干には、竹にみかんを刺した物が沢山並べられていました。
「早く持って!!」の掛け声で、みんなが綱を持ち、左右に分かれて綱を引っ張って行きます。赤い丸の中の人が先頭で、綱をひっぱって画像の左上に脚立が立てられている柿木に巻きます。
左右のやや中心部分には、綱を受ける柱が設置されています。このUの部分に綱を掛けるのですが、先ずは、左右の綱をそれぞれの木に巻きつけるのが肝心。
こんな感じで、みなさん綱を持ち、引っ張って行きます。面白い事に、この神事は女性が加わっても構いません。引っ張っているのは、観光客が多いようでした。(笑)
集落の人たちは、下の小さな橋の上で、綱の行方を見守っている感じ。時折拡声器で指示が飛びます。(笑)
綱がだんだん上に上って行きます。
綱が上に行くに従って、綱に手が届かなくなって行きます。
赤い丸の部分・・・これが男性のシンボルを藁であらわしています。実は、もう少し上流に栢森(かやのもり)と言う村があり、その村の入り口には女綱が掛けられています。

この綱の事を「かんじょう縄」と言います。

昔、村に疫病が入ってこないようにとかんじょう縄を村の入り口に掛けたそうですが、一時期取り止めをしていた事があり、その時に疫病が流行ってしまったことから、それ以来必ずこのかんじょう縄(綱掛け)神事は行われています。
さて、もう一方の綱も、だんだん丘の上へと登って行きました。
こちらは先ほどの柿木側です。村人も旅人も一緒になって綱をあげています。

TVカメラも来ていました。もしかすると・・・TVに映ってたかも。(*^^*)ポッ♪

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