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〜 両槻会第七・八回<道長が見た飛鳥>下見 〜
2008年2月23日


(その2)
山田寺跡〜飛鳥庵編

東回廊の反対側にある丘に登った。
眼下に広がるのが山田寺跡の全貌。結構大きかったんですね・・・。歴史の表舞台では、そんなに大きな寺だとは言われてませんので、もっとこじんまりとしているのだと思いましたが、私は意外と大きいと感じました。まぁ、私が言うのですから、あてにはなりませんが。
寒い寒いと思っても、季節は確かに動き出しているようだ。菜の花がもう咲いている。菜の花と言うのは、アブラナ科の総称であって、固有の名前ではありません。菜っ葉の花=菜の花ってことです。
戻れば<飛鳥資料館>

左に曲がれば<万葉文化館>
右に曲がれば<久米寺跡>
ももさんが「これは何ですかね?」と仰った・・・蓑虫のような物が蝋梅にぶら下がっていました。実は、これが蝋梅の種袋です。中には黒い種が入っています。
 これが飛鳥寺・・・このお寺の裏、すなわち今立っている場所に<飛鳥庵>があります。今日はここで昼食です。ここまではそんなに距離はありません。しかし寒かった〜〜画像からは想像出来ないと思いますが、強風に煽られっぱなしでした。(涙)
「12時24分にバスが発車するから、急いで食べてね!!」橿原神宮駅構内でパンを買い込んでいた私は、大急ぎでパンを詰め込んだ。
向こうの建物が橘寺や石舞台などがある道になります。また、あそこまで歩いてバスに乗り、<栢森:カヤノモリ>を目指します。
画像で見ると、なんとものどかで暖かそうなんだろう・・・(涙)
やっと見えてきました、あのお寺が<橘寺>です。あの斜め前に<川原>と言うバス停があります。が・・・ここから事件が勃発!!

川原のバス停に到着し、時間通りにバスが・・・ え???バスが素通り!!

慌てて手を振るPたち7名。
一瞬バスは停車するも、またしても発車〜〜

まさか・・・ほとんど乗客のないバスに置いてけぼりにされるとは。
そのバスを逃すと2時間ありません。手分けしてバス会社と明日香村役場へ連絡する・・・。
しかし明日香村役場の対応には驚く。

「川原?そんなバス停ありません」

は???
一瞬耳を疑った・・・バス停の前からバス停の名前と時刻表を見ながら
電話しているにも関わらず・・・無いとな???凸(`Д´+) ナンダトォ!!

これね、下見だから、そのバスに乗らないと時間が計れないんですよね。
でも仕方ない・・・来ないんですもん。 急遽タクシーを2台呼んで<栢森>へと急ぐ。
その車中タクシーの運転手さんと話をすると ・・・

「川原バス停ってありまっせ、20分ぐらいにはバスきまっしゃろ?
今の時間やったら、栢森にさっき行ったバスがおるはずやから、聞いて見はったら?」

はい、栢森にいましたよ、バスが停車してました。
で、なんと言ったと思います?

「みんな背中を向けてたから乗らないと思ったし、手を振っていたのは見送りの手だと思った」

は????
これには流石のPもブチ切れ。

「バス停に人がいたら、乗るか乗らんか停車して聞くのが常識ちゃうの。
幼稚園の子やあらへんねんから、手を振って見送りするか!?」

下見の時間が計れなかったばかりか、タクシー代を支払うはめになった。
世界遺産に登録して欲しかったら、もっとちゃんと対応して欲しい。
バスの運転手さんだけじゃなく、「そんなバス停ありません」と仰った
明日香村の担当者、情けないよ〜!!
是非、こう言う間違いがないよう、改めて頂きたいと願います。

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後日談があります。

明日香村村役場より、両槻会の事務局長の真神原風人さんへメールが届きました。

要約させて頂きますと・・・

「このたびの事件では、大切な飛鳥ファンの方々に大変なご迷惑をおかけし誠に
申し訳な思っています」と言うことと、「これから「世界遺産」に向けての取り組
みの中で、バス会社との連携は交通施策としてなくてはならなと思うので、今
後このような事がないよう、バス社と厳しい協議を重ねて行きたいと思っております。」
と言う旨のお言葉を頂きました。加えて、両槻会へのご理解とご支援などを約束して
下さいましたので、これから明日香村と連携が図れたらこんな良いことはありません。
飛鳥ファンとして、このお言葉を頂けた事、とても嬉しく思いました。
最初にこの言葉があれば・・・こんなに大事にはならずにすみましたのに
それだけが残念です。でも、こうして一歩前進出来て良かったです。
明日香村村役場の担当者様、ありがとうございました。m(__)m

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