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〜 藤原宮〜朝堂院朝庭の現地説明会〜その2 〜
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2008年9月27日(土)

 今回、瓦が沢山出土していて、現時点で軒丸瓦が65点、鬼瓦片が1点あります。

 朝庭の周囲にある大極殿院や朝堂院に葺かれた形式のものが多数を占めているそうです。
 これが唯一1点出土している<鬼瓦片>です。私にはグー・チョキ・パーの、グーにしか見えないのですが。(笑)
 宮造営時の破損品と宮廃絶後に廃棄されたものとがあるそうなのですが、宮自体が16年ほどしかありませんでしたので、文様なども綺麗に残ってます。
 その辺の瓦を引っ張って来たと言われてもわからないくらい、文様が手に取るように見えるのが凄いですね。

 両槻会の事務局員:ももさんは瓦をずっと調べておられて、彼女がいらっしゃったら、きっと色々お話が聞けたのに、今日はご欠席でとても残念に思いました。
 これなんて素敵でしょ〜。何度も書きますが、1300年以上も昔にこんなデザインを考え付いていたんですよ。もう〜凄いとしか言いようがありません。

 
 今の調査って凄いでしょ。ちゃんと産地がわかるんですよ。嘘はつけない。(笑)
 色が微妙に違う・・・ぐらいしかわからないですが、この瓦の文様で、いつ頃の何式でどこのお寺の流れかがわかるって、聞いたことがあります。
 「先生、それ家にあったら素敵でしょうね〜一つ持って帰ってもいいですか?」と言うと「勿論、ダメ」ですと。まぁ、当たり前ですが。(笑)

 でも、和室に置いてみたいですよね。え?私だけ???
 こんな形で、テントの下の机の上に置かれています。博物館にはレプリカであったり、分厚いガラスの中に鎮座している出土品が、現地説明会では間近に眺める事が出来ます。

 あ、そろそろ説明会が始まります。会場へ急がねば・・・。(笑)

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