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〜  奥伊吹オフ〜その2〜 〜

十王水を後にして西行水まで歩きました。
醒ヶ井へ梅花藻を見に来たのは、もう何度目かしら?
でも、西行水を見に来るのは初めてなんです。
いつも十王水から駅の方へ歩いて戻りますから・・・。

 【子供狂言上演場所】

 醒井宿では、明和元年(1764年)頃から、東新町、新町、本町、西町の各町に一基ずつ計四基の曳山(ひきやま)があり、地蔵盆には宿場内を引き回し、子供狂言が奉納されていました。上演場所は、中山道を往来する人馬の邪魔にならないように、道路の一部を広げておき、ここに曳山を据えて行っていました。
 【西行水】

 ここにも水が湧いています。とても綺麗なお水でしたよ。

 【泡子塚】

 西行法師が東遊の折、この泉の畔の茶店で休憩をした。その茶店の娘が法師に恋をして、法師が立ち去ったあと残された茶の泡を飲むと、不思議と懐妊し、男子を出産。その後法師が関東から帰途の折、またこの茶店で休憩し、娘よりその一部始終を聞いた。法師は児を熟視して「今一滴の泡変じてこれ児をなる、もし我が子ならば元の泡に帰れ」と祈り「水上は 清き流れの 醒井に 浮世の垢を すすぎてやみん」と詠むと、児は忽ち(たちまち)消えて、元の泡になりました。法師は「実に我が子なり」と、この所に石塔を建てたと言う事です。今もこの辺りの小字名は児醒井と言います。
 水琴窟:すいきんくつ

 杓で水を掛けると、下が甕になっていて、音が響きます。その微かな響きが涼を呼びます。が・・・画像では見えませんが、上の画像の上部(竹やぶ)の向こうは高速道路が通っていて、時折その音がかき消されてしまうのがなんとも残念です。(><)
 この塚を目印に、橋を渡り、右手川沿いを行くと、梅花藻の群生地があります。
 上の塚、梅花藻の反対側はこんな風景になります。ヒンヤリとした水・・・水浴びがしたくなります。でも、ガマンガマン。
 ぐるりと巡って元の場所へと戻ります。これは有名な建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計した旧醒ヶ井郵便局、現在は資料館になっています。昔は木造二階建てだったそうですが、現在はモルタルになっています。

駐車場に戻り・・・ここからは彦根の猫さんのお車に全員が乗車。
みんなで【山室湿原】へ行くことになりましたvv

車内では、そりゃも〜賑やかな会話が繰り広げられ
とてもここには書ききれません。(笑)

え?またPが煩かったんだろうって???
えへへ・・・ニヤリ。

 【山室湿原】

 ここの地質を調べると、形成されたのは2万年以上前と推定され、貴重な生物が生息しているそうです。

 みなさんは毎年のようにここへ訪れて、ハッチョウトンボを撮影なさっているのですが、私は今回が初めてです。

 さて、この画像の中にハッチョウトンボがいます。どこでしょう〜探してみて下さい。
 みなさんみつけましたか?嘘のように小さいトンボなので、最初は目がなれていないせいで、ほとんど確認出来ないそうです。
 ここの湿原は平地にあるので、楽に訪れる事が出来ます。木で通路を作って下さっていますが、所々腐っていたり、沈むところもありましたので、行かれるときは濡れても良い靴でお出かけください。
 【オオミズゴケ】

 手で触ると、ふわふわ〜っとしてて、とても気持ちが良いです。あ、決して抜いたりしないでね。強く触るのも禁止。自然はそのままそのまま・・・・。 
 【カキラン】

 ラン科 スズラン属

 ランの一種ですが、とても小さいです。花自体は親指の爪ぐらいの大きさしかありません。草丈20cmほどかな?
 【モウセンゴケ】

 モウセンゴケ科 モウセンゴケ属


 葉には腺毛があり、粘液を分泌して小さな昆虫を捕まえる食虫植物です。

 面白い事に、虫を捕まえて食べちゃったモウセンゴケは俄然元気が出て、花を咲かせるのだそうで・・・ってことは、花が咲いているモウセンゴケは虫を食べたからってことですよね。
 そんなモウセンゴケですが、こんな可憐な花を咲かせます。それも虫のお陰だって言うのはなんだか・・・笑ってしまいます。
 近くにハッチョウトンボが止まってくれました。が・・・ピントを合わせるのが非常に難しい。なにせ小さいですから。
 これが一番まともに撮影出来た部類かな?(笑)

 羽の模様が不思議で面白い。ステンドグラスの図案にしたいくらいです。
 【トキソウ】

 ラン科 トキソウ属

 唇を少し開いて、何か話しかけているようなお花です。これもラン科ですが、小さいんですよ。
 山室湿原、この日はまだ蒸し暑さはマシだったそうです。普通この時期は非常に蒸し暑い場所だそうで、サウナのような感じになるのだと教えてくれました。そりゃ考えればそうですよね、湿原ってことは、それだけ湿気が多いってワケですから。(笑)
 は〜い、カキランのドアップです。(笑)

 にゃぁ〜!!って感じしませんか?
 そう言えば、鉢植えのランを買うと、根元には必ずミズゴケが入れられていますね。
 山室湿原を後にして、やっと昼食にありつけました。(笑)

 米原市伊吹にある<若いぶき>で山菜天ぷら定食を頂きました。お味噌汁の左にあるイタドリが美味しかった!!塩漬けにしたのをもどして煮てあるようで、歯ごたえがあってこれはマネしたいと思いました。

 こちらの奥様のご実家の裏山には、素晴らしい花園があると聞き、ご実家に連絡して頂いて、食後に出掛ける事になりました。
 【イチヤクソウ】

 イチヤクソウ科 イチヤクソウ属

途中にある神社の境内脇にひっそりと咲いていた。

 イチヤクは<一薬>と書き、昔から利尿剤や避妊薬として利用されてきました。
 【キハギ】

 マメ科 ハギ属

 特徴は、旗弁の中央部と翼弁が紫紅色を帯びるので、白く立ち上がっている部分の紫紅を覚えておいて下さいね。

 キハギは<木萩>と書きます。


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