〜風菫の里TOPへ〜

秋祭り♪
*--*--*--*--*--*--*--

2008年 10月18〜19日



 風菫の家を買って3年目の秋を迎えました。月日の経つのは早いものですねぇ〜。昨年はO−さんが仕事でお祭りを見ることが出来ませんでしたので、今年が初めてのお祭り経験となりました。

 今回は、カンちゃん@居候君が最終日の午前中だけ参加する事になり、その準備に<黒足袋、雪駄、パッチ、肌着>を買い揃えてあげました。

 お祭りには獅子舞が出るので、お神楽料として最低5千円は入れてやるのだと聞いていたので、熨斗袋にちゃんと入れて用意していました。

 とても丁寧に獅子舞を舞ってくれるので驚きました。神楽獅子舞で、鈴や刀などを持ち替えて待ってくれます。
 我が家の筋向いのお宅が、今年お世話係りになっておられるという事で、後学のために見せて頂いて来ました。

 お世話係(当番せいらしいです)のお宅は、前日に竹を切って家の玄関にたて、松明を作ったり、提灯を提げたりと、大変みたいでした。(><)

 御餅も凄い量つかないといけないのだと教えてもらいました。我が家はまだ氏子じゃないので、当番は回ってきません。しかし、いつまでもそんな事はきっと許されないんだろうなぁ・・・。(^^;

 お世話係さんのお宅での獅子舞は、また舞いが違うのだそうです。山鳥が登場して、獅子舞とのやり取りがあるそうな・・・。
 「雉(キジ)ですか?」と聞いたら「山鳥です」と答えが返ってきました。金髪の若者だけど、ちゃんと古式にのっとって舞を舞ってくれていました。見かけじゃないねぇ〜。
 世話係さんのお宅の庭では、ムシロが敷かれていて、その上で神楽獅子舞が舞われます。謂れは良くわかりませんが・・・。
 獅子舞は、前後2人が入っています。ちゃんと尻尾もあるから面白い。(笑)

 きっと物語式になっているのでしょうね。どんな物語かなど、聞けない雰囲気がありました。いつか聞いて見たいですね・・・。
 この獅子舞は、2日で70軒のお宅を、こうして一軒、一軒回って舞います。腰が相当痛くなるって言う話しで、若い人しか舞えないとも仰っていました。
 クライマックスは後ろの人が、前の人を担ぎます。
 年々過疎化が進み、若い人がどんどん都会に出てしまい、まだ風菫の地域は若い人がいる方なのだそうです。でも、獅子舞を存続して行けるかどうか、微妙だと言う話でした。我が家の息子たちに期待が・・・どうなんだろう、大丈夫か?わが息子。(笑)
 世話係さんのお玄関です。こんな風に飾るのだそうです。で、獅子舞を舞う若い衆に、ご馳走を振舞うのです。

 カンちゃん@居候君が持ち帰ってきたご馳走は、とても大きなお料理膳と別の容器に松茸ご飯でした。私も獅子舞に出たい!!と、思わず。(爆)
 夜、太鼓の音が近くで鳴り出しました。O−さんは夜のお祭りに行くと言い出し、じゃ〜私も〜と、カメラを手に、上着を羽織って出かけました。我が家から歩いて1分?川に添った道に松明が並んでいるのが見えました。明かりはそれだけです。ほとんど真っ暗闇ですが、だんだん目が慣れてきて、ご近所さんと挨拶を交わせるぐらいになりました。(笑)
 松明は、今年世話係を仰せつかった方々が持つのだそうです。獅子舞の獅子がこの神社には4体あるそうで、各地域で1体ずつあり、それぞれに舞をするのだそうです。わが風菫の獅子も加わって、松明と一緒に参道をゆっくり神社へと歩いて行きます。

 この神社は小高い山の上にあり、後ろは古墳群です。だから石段を少しずつ上がって行きます。獅子の後ろを一般の人が続いて歩いて行きます。真っ暗で静かで・・・厳かなお祭りです。
 フラッシュをつけて撮影しました。松明が神社の向かって上がってゆくのがわかりますか?画像の真ん中に白い点として見えるのが、本殿です。
 松明と獅子は、本殿より下にある(中腹)境内で待機します。今年当番の地域の獅子だけが本殿まで登って行き、神様にお祭りの報告と挨拶をするのだそうです。本殿には、役員さんたちが勢ぞろいして、座っておられました。
 他の獅子は、境内に敷かれたムシロの上で待機。当番の獅子が戻ってくるまでそのままだそうです。当番の獅子が戻って舞いだしたら、一斉に他の獅子も舞いだします。

 みんな同じ舞い方かと言うと、そうじゃないらしいです。地域それぞれ舞い方が違っていました。風菫の獅子舞は、若い衆が多いので、最初から最後まで舞いますが、若い衆のいない地域は、真ん中だけを踊っておられました。 
 クライマックスは、天狗やチョケと呼ばれる、にわか漫才のような面白い踊りをする人たちが出て、獅子舞と一緒に舞ったりみんなを笑わせたりします。今年は若い衆が踊りながら花火をあげていました。お年寄りからは顰蹙を買ってましたけど、そんなのもアリじゃないかと、私は少しだけ思ったり。怪我がなくお祭りが進んで良かったと思いました。 

 後日談・・・奈良の伝承・祭りにとても詳しい友人のマネジャーさんから、貴重なお話を頂戴しましたので、コピペさせて頂きます。マネジャーさん、ありがとうございました。m(_ _)m ペコリ

**--**--**--**--**--**--**--**
風菫の秋祭り詳細レポ拝見しましたよ。
門口に細竹に注連縄を張っているお家はトヤさんの家でしょう。
大きな膳は(たぶん)特徴があるかと思います。
このふるまいがたいへんなので氏子を辞めていったりパック御膳にするなど簡略化する地域が増えていってます。
鈴で祓って剣でも祓う荒神舞いだと思います。
曽爾村や御杖村でも玄関まで入ってきますよー。
pさんの写真は宵宮でしょう。
提灯持って松明の火を先導に獅子舞の宮入と思われます。(でなくてトヤさんでしょうか)
宵宮で松明がでるのは奈良県内ではわずか。
たいへん貴重なものです。
山鳥の天狗は見事な造り。
これだけでも値打ちがあります。
玉を操って獅子舞と丁々発止。
これも伊勢太神楽の流れです。
4垣内それぞれの舞に違いがあるのは(たぶん)最初に教わった地域から伝わった地域で長い年月でアドリブが固定化されたものと考えられます。
翌日にはトヤ渡し(引継ぎの儀式)が行われているようです。
イノコモチ作りもおそらく伝統が続けられているならマメを石臼で磨り潰してオモチにくるんじゃないかなぁ。

**--**--**--**--**--**--**--**
 19日・・・O−さんは<集落排水のお掃除当番>でした。3人一組で、集落排水が集まる倉庫のような建物に行き、汚泥の取り除きをします。昨年から今年にかけて、風菫の里では、下水道工事が各家単位で行われました。今まで、浄化槽で綺麗にしてから排水していたのを、一箇所に集めて綺麗にする事になって、その一箇所に集まったゴミを取り除くのだそうです。我が家はまだ工事をしていません。三連の浄化槽のままです。本当は、その方が水が綺麗だって言うのですが、これもお役所からのお達しで・・・ちゃんと暮らすようになったら、我が家も工事をしなければなりません。そうなると、人数によって下水道費用が嵩む計算に・・・。

 お隣のカラーさんとの間に植えていたモロッコを引っこ抜きました。もうモロッコは種になっていました。若い豆の時は綺麗なグリーンですが、乾燥されると、うずら豆のように、斑入りになるんですね!!これは保存して、来年の種にします。
 堆肥置き場に捨てたトマトが発芽して、沢山の花芽をつけていました。支柱をして育てたトマトより元気。(爆)
 2年遅れのツルムラサキが、沢山の花芽をつけました。すごい繁殖力です。ツルがあちらこちらから伸びて、収拾がつきません。(苦笑)

 若いツルや、葉っぱを手でちぎって、サッと茹で、マヨネーズや胡麻和えなどで食べると、やや粘りのあるほうれん草のような感じで食べられます。意外と美味しいんですよvv
 これがツルムラサキの花。金平糖のように、ツンツンとしていて、先っぽがほんのり紅色。花には花弁がありませんので、花らしくみえません。

 あ、そうそう。ツルムラサキは、ツルが紫色をしているのが一般的に広まっていて、ツルが紫だからツルムラサキって名前が付きました。しかし、本当はこのグリーンのツルの方が日本に早く渡来し、江戸時代にはもうあったと言われています。

 ビタミンC、カロテン、カルシウムに富み、江戸時代の書物「大和本草」には食用植物として登場(ツル緑種)しています。実が熟すと黒に近い紫色になり、中国では口紅の染料として利用されていました。毒性の無い(シュウ酸さえ含まない)天然染料なので、今では日本でもキャンディーの色付けに利用されています。

生の根以外の全草には、胃潰瘍、肝臓病、バセドウ氏病に有効で、また、葉を乾燥したものは解熱、整腸、通じ薬として古来から利用されていました。

 私は、サッと茹でて、かつお節とお醤油で食べるのが一等好きですvv
 ツルなし朝顔が、まだまだ元気に咲いてくれています。種も沢山実ってくれているので、是非とも来年は増やしてやりたいと思っています。
 落花生・・・3週間干した物です。野鼠にやられるからって、土の上で干さないようにと言われたから、屋根つきの駐車場に設えた物干しにかけて干しました。
 まだ土がついたままです。(笑)

 落花生を少し振ってみると、カラカラと乾いた音がしたので、ツルから殻を一つ一つ外す作業をしました。
 本来なら、畑で上下を逆さまにして放置して乾燥させるので、雨で土は綺麗に落ちるらしいのですが、屋根付きの駐車場で干したので、土はそのままくっついていました。この後、綺麗に何度も水を替えて洗いました。
 今年、大きな梅干を干すザルを買ってもらったので、沢山の落花生も楽に広げて干せますvv

 途中でゴロゴロとかき混ぜて、満遍なく天日干しにします。

 殻のままフライパンで乾煎りをしましたが、なかなか中まで火が通らないので、途中で殻を取ってから、また乾煎りしました。

 熱い間は柔らかいのですが、冷えるとパリパリポリポリになって、普通のピーナッツになります。これが甘くて非常に美味しい!!小さい物も美味しいから驚きですよ。小さな粒も捨てずに、同じように乾煎りして食べてくださいね。

 来年の種用に、良く太った物を選りすぐって保存しました。種は選んで蒔いてやると、良いのが出来ます。

戻る〜  〜進む

<風菫の里にて>メニューに戻る

素材 by Pari's Wind