〜 新春飛鳥詣 その1 〜
2008年1月3日

場所確認・・・こちらをクリックすると、地図が出ます。
合わせてご覧下さいね。
 飛鳥仲間と、新春の飛鳥を歩こうと言う事になり、O−さんと二人、待ち合わせの橿原神宮前駅へと向かった。しかし、待ち合わせの時間よりも1時間早く到着してしまい(電車の乗り継ぎが非常に良かった)駅構内の喫茶店でサンドイッチとコーヒーをゆっくり味わい、本屋さんで時間つぶし。笑いねこさんから「着いたよ!」のお電話を頂いて、東口を出ると、風人さん笑いねこさんネコ旦那さん、が待っておられ、次の電車で太古さん伏見さん氷月さんがご到着。新年の挨拶も早々にバスに乗り込み、岡寺バス停まで。このバス意外とお高い(涙)。橿原神宮前から岡寺まで片道310円。経営難では仕方ないか・・・。

 画像は、格子窓の所に、お正月飾りが飾られていたので一枚撮影しましたが、逆行だったため見えません。(涙)
 <子安観音>

 岡寺に向かう参道に子安観音があり、<阿字石:あじいし>と呼ばれる石があるそうな。

その看板には次のように書かれています。

「願をおかけ下さい。
 この石の前に立つと、
 優しさに包まれるような
 柔らかな気を感じられる。
 この石は、子授け、良縁に大吉」

どんな石か見たい!!と、横を見ると、みなさんさっさと先に進んでゆかれてて・・・すでにPは取り残されていたので、あえなく断念し、岡寺までの坂道をえっちらおっちらと登るのであります。

 ももさん姪御さんとは参道入り口で合流
 坂の茶屋を少し過ぎた所で、綿毛のある種をみつけ、生物学ご専門の笑いねこさんに「おねーさん、こんな種が〜」と言った途端「あ、それ!テイカカズラよ!!どこに木があるんだろう」と周囲を見回すと・・・ありました!!斜め前方向かって左手上。

定家葛:ていかかずら

キョウチクトウ科カズラ属の植物
常緑つる性の植物で、5〜6月頃にベージュ色の花首がややねじれたような感じに花が咲きます。香りたくとても上品な花で、グランドカバーに使われたりします。

豆とそっくりの実を作りますが、中身は豆ではなく、綿毛を持つ種子が沢山入っています。画像は、丁度種子を飛ばしたところです。

定家とは鎌倉初期の有名な歌人で、新古今和歌集の撰者の一人である藤原定家のことで、定家の墓から生えたマサキノカズラが、愛する人の墓を覆い隠すように繁ったことからこの名前がつきました。

来ぬ人を  まつほの浦の 夕凪に 
   焼くや藻塩の 身もこがれつつ


(藤原定家:百人一首より)

 ここで太郎さんと合流。
 結構きつい坂道を登りきるとそこにあるのが<岡寺>です。三が日は入山料無料と言ううれしいお話。

 焼き芋屋の車に未練を残しつつ、皆に遅れをとらじと先を急ぐ事に。。。
東光山 岡寺(龍蓋寺:りゅうがいじ)

    ご本尊如意輪観音

 白鳳時代、天地天皇の勅願により、当時日本仏教界の第一人者義渕僧正の開基にして、人身一代厄除祈願の最初の霊場とされました。

 現在のご本尊如意輪観音は、弘法大師が三国の土を以って造顕され、わが国最大の塑像にて、その堂々たる麗容は厄除け開運の守護尊として、古来、岡寺信仰は広く尊崇された霊験新たかなお寺とされています。

 みなさんが振る舞い酒を頂いている間、私は本堂の周囲をぶらぶら。

 可愛らしい絵馬を見つけました。「お願いわらじ守」と書かれています。わらじのお守りと言えば、年を経ても、下の世話にならないようにと、お守りにするのは聞いた事があるけど、お願い事をするのは初めてみました。どんないわれがあるのかは・・・表記されていませんでしたので、わかりません。
 本堂のお屋根です。左右に面白い飾りが施されているのが見えますか?
 ちょっと左右を拡大して比較してみました。左右に獅子。口元を見てください。阿吽(あうん)になっているでしょ。向かって左が吽、右が阿。仁王像と同じで阿吽。(阿吽の呼吸って言われますよね)
 本堂で振る舞い酒をたっぷり?頂いた一行。次に向かった先は、岡寺の三重塔。本堂から階段を少し上ります。

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万両(ヤブコウジ)

 クサコウジ科
 別名:クサタチバナ

 ナンテンの実は上方に飛び出し、
 万両は葉の下、
 千両は葉の上に実が出来る。


 これを知っていれば、間違える事がありません。(笑)
 三重塔にある丘に登ると、一度に視界が広がります。遠くに左から金剛山(頂上は奈良県)、葛城山(頂上は大阪府)が見えます。画像にはありませんが、二上山、信貴山、生駒山と連なり、大阪と奈良との境を作っています。


 手前が明日香村。

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