〜 両槻会第六回定例会 〜
2008年1月14日

* 西飛鳥古墳めぐりと男綱勧請綱掛神事 *
(その1)

両槻会作成の地図・・・1をご参照下さい。
 風菫の里。。。

この日は雪になりました。朝の七時は肌に風が刺さるような感じでした。「今日は寒くなるよ!!」今日一緒に行くたけさんに告げた。O−さんは私たちを送り届けるため、一緒に早く起きてくれた。

 三重の家から電車で1時間。さて、自動車ではどれぐらい?約2時間前に出立。
 結局1時間以上も前に到着・・・パン屋さんに飛び込んでモーニングを食べながら時間つぶし・・・Pは「黒蜜きなこトーストとココアセット」カリカリのトーストと甘みを抑えたココア。
 「むさにいますじんじゃ」だそうです。今は<牟佐坐神社>と書きますが、鳥居に刻まれた文字は、なんとも不思議な文字です。神に点、社にも点がついています。

 奈良県橿原市見瀬町、近鉄岡寺駅からすぐの、この神社前で受付です。ご参加下さる方の出欠と今日の会費受付、お名前(HN)を書いたシールを各自貼り付けて頂きます。Pはシールをお配りしてイザ出発♪
 牟佐坐神社の脇を抜けて、住宅地の間を行くと正面に<小谷古墳の看板>が現れます。
 これが<小谷古墳>映画「千と千尋の神隠し」に出てくる山犬のモロの家のような岩がそれです。(笑)

 ■石室・・・両袖四季の横穴式石室
      全長     11.6m
      玄室の長さ 5.08m
      幅       2.82m
      羨道の長さ 6.52m
      幅       1.94m

      石材・・・この付近で産出する花崗岩(かこうがん)で、表面を綺麗に加工されています。今は見ることは出来ません。平成15年のレポ
 古墳を背に飛鳥を見れば・・・こんな感じです。住宅地の中にこの古墳が存在するのが良く分かりますよね。
 小谷古墳から益田岩舟(ますだのいわふね)を目指します。小谷古墳も益田岩船も貝吹山から派生する場所にあります。意外と近いです。

 が・・・・その道のりは綱を持って登るようなところもあって、これがなかなか大変。息が上がる場所でもあります。
 細い山道を登ると竹藪の中からドドーーンと姿を現したこの岩が<益田岩舟>です。5年前の夏、この地を訪れていますが、その頃はとても見晴らしの良い場所でした。「時の流れって凄いですね。」と思う以上に、前回とは全く同じ姿で存在している巨石の凄さに驚かされます。
 巨石の上面には二箇所(1.6m角、深さ1.3m)穴があけられています。

 風人さんは「穴には雨水が溜まっているけれど、ある一定の線まで溜まると漏水する」と仰っています。どうやら岩の中央部を横に一周する感じで亀裂があるようです。

 まだこの岩船は、何の目的で作られたかわかっていません。
 岩の側面には、ノミで傷つけた後が見られます。

 この巨大な石造物はさまざまなロマンを生んでいるようで、星占台、物見台、火葬墓、漏刻台、横口式石槨などなど・・・沢山の想像をされています。Pの見解は「お米を入れて、ご飯を沢山炊いたのではないだろうか」です。ノミの後は、火をくべる場所を作ろうとして、水漏れに気付き、結局作らなれなかった・・・。本当なら、ご飯とお味噌汁を一度に作れたはずのお役立ちアイテムだったはず。なんてあるわけないですわね。(笑)

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