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山の畑♪
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2007年 6月20日〜7月10日

苗を買いたいと言う<山ばあーちゃん>を車に乗せて、近所の園芸店へ行った帰り、
Pが「この辺りの畑、いくらぐらいで貸し出してくれるんかな〜」と切り出した。
実は、大阪のご近所さんが、大阪で小さな畑を借りて野菜を作っていると聞いたからだ。
大阪で10畳(坪じゃないよ)ほどのスペースを1年間で借りると
¥24.000円掛かるという。駐車場よりは安いけど、でも高いね・・・。

山はあーちゃんいわく「タダでなんぼでも貸したるけど・・・あんた山の畑やらんか?」
へ?山の畑ってどの山???

風菫の自宅から、山道を数分歩いたところにある、比較的近い畑であった。
P&O−は、二つ返事で借りる事にする。
タダってワケにはやはり気分的に良くないので、息子さんが一等好きだという
<カワハギの干物>で手を打つ事にしてもらった。

かくて、P&O−、ここからどうなって行くのやら・・・(^^;

 園芸店で買った<サツマイモ>を植えてみることにした。これも初めての試みで、右も左もまーーったく判らず、山ばあーちゃんの助けを借りて、とりあえず気楽な気持ちで山に向かったのでありました・・・。

 しかし、畑の大半が草で覆われていました。これからこれを抜く作業になりますが、今日は時間も無いので、サツマイモの植え込みだけで終わる事にします。
 畑の端っこに、山ばあーちゃんちの里芋が植えられている。その横からずっと使っても良いと言うことで、一畝使ってサツマイモを畝の上に1本の線になるような感じで置いて行きます。太い茎の部分を深めに、斜めになるように土の中に埋めますが、先端部分約1節は土から出しておきます。なぜなら、その先端1節が伸びて葉っぱを充実させるから。

 すべての苗を植え終えて、逆U字の針金を所々土に挿して、上から網を被せ、網の両端をビニール紐でくくって、杭で飛ばないように止めて行きます。これは、鳥が苗を食べてしまわないようにするためです。これをしていないと、鳥が来て新芽を食べてしまって、何も残らないらしい。(笑)
 山ばあーちゃんは、大きなペットボトルにお水を入れた物や、近所の工場で作られているのか、ゴムの塊をいくつかおいています。それをお借りして、風で飛ばないようにしました。

  (2007年6月20日)
 約1週間後の200年6月30日、O−さんと二人で、一輪車にペグ(杭)、有機肥料、石灰、黒のマルチ、鍬、500mlのペットボトルにお水を入れて、坂道を登って行きました。

 一番に二人が向かった場所は、やはりサツマイモ。もうすっかり網を押し上げるがごとく、窮屈そうに葉っぱが沢山出ていました。一週間でこんなに!?と、驚いたのは言うまでもないでしょう。そろそろ網を外した方が良いのだろうか・・・。気になりながらも、先に今日の仕事をやらねば。

 今日の仕事は、畑の真ん中部分の草抜きと肥料と石灰の施しです。ついでにマルチまでやろうって言うのだから、これは結構大変な作業だろうと、ある程度の覚悟は出来ていました。持って来た鍬はO−さんが振るい、草を根っこから堀上げて行き、Pはその根っこについている土を落として捨てる。この作業が延々と朝の7時からお昼の12時まで続いたのでありました・・・。
 途中、顔を真っ赤にしながら、汗だくで作業をしているO−さんに、家から持って来たペットボトルのお水を差し出す。炎天下、慣れない重労働、もうO−さんはヘトヘトになっていました。

 そこへ山ばあーちゃんとご近所の白菜さんが現れて、どうやら山ばあーちゃんは、白菜さんに畑仕事の事を色々聞いていたようです。と言うのも、ほんの昨年の秋まで、畑仕事をしていたのは、山ばあーちゃんのご主人であって、ばあーちゃんは全くノータッチだったから、畑仕事はあまり知らないらしい。と言っても、P&O−よりはよくご存知ですけどね。

その白菜さんがサツマイモを見て「よう〜大きなって〜、網外したらんかったら、
窮屈で伸びんで」と、教えてくれた。やっぱりそうなんや・・・と、思っていた通りでホッとした。
網をたたみ、大きなゴミ箱に雨水が溜められているので、
それで洗って(ボウフラがわいてたけど・・・)土を落として、道具入れの場所に置いた。
鍬や鋤は、その雨水の溜まった水の中に入れておくのだそうです。
すると、持ち手の部分の木が縮まずに、今度使いやすいらしい。

肥料と石灰を施して少し耕し、上に黒いビニールマルチを敷いて、ペグ(杭)
を所々打ち込んで、今日の仕事は終了・・・・。

坂道を、Pはカメラとマルチを肩に担ぎ、O−さんは一輪車を押して降りる。
ものの数分だけど、その数分がO−さんには相当堪えたらしい。

途中、ふらついて、一輪車が傾いてしまい、畑の溝に肥料や石灰、ペグを
ぶちまけてしまったのでありました。
後ろから来た車がO−さんの隣で停まり・・・見るとお隣の岩ちゃん夫婦。
「えらいもん見てしもたなぁ〜、みんなにはナイショにしといたるから(笑)」
と、みんなで大笑い。

その後昼食を食べて、裏の畑仕事をしました。
裏の畑は日陰もあるので、時々日陰で休息しながらの仕事だから、まだマシ。
(2007年7月1日)
 また一週間後・・・同じ物を一輪車に乗せて、O−さんと二人、また朝一番から坂道を登る。午前中の涼しいうちに作業をしなければ、またOーさんが倒れてしまう!!

 要領は随分判った。やはり一度目より二度目は慣れて来て、幾分早く出来るようになった気がする。
 
 「今日は残りの半分までやったら帰る!!」と、O−さんが宣言した。まだ炎天下じゃなかったのがラッキーだけど、時折雨も降ったり止んだりで、Tシャツも、雨とも汗ともわからない状態で濡れていた。それでも作業を止めるとは言わず、二人もくもくと鍬を入れて、草を抜く・・・。
 ずっと俯いた作業なので、腰が伸びないくらい、痛かったりしたけど、それでもなんとかO−さんが宣言した場所まで辿りつき、肥料、石灰、マルチを施し、ヨレヨレながら、前回よりは少しマシだな〜と思いながら家に帰った・・・。草もあと残り僅か・・・と思いたい。(^^;

   (2007年7月1日)
 それからまたまた1週間後・・・山の畑に行くと、サツマイモと里芋の間に芽が出ていたキュウリの苗に、大きなキュウリがなっていた。手のひらが2つ分よりも大きい!!植えたわけじゃないんだけど・・・種があったんだろうか???

 さっそく収穫。今日の昼食にしようと密かにほくそ笑むP。
しかし、キュウリの苗(って言うかな?)を放置出来ないので、添え木をしてやり、落ちていたビニール紐でくくってやった。花芽があるので、まだまだ収穫出来るかもvv

 と、そこでO−さんが忘れ物をした事に気づいた。ペグだったんだろうか、もう忘れた・・・(笑)取りに行っている間、Pは今回O−さんがどうしても植えたいと言い張って、ネットで購入した<ウコン>と枝豆を植え込む作業をする事にした。
 まず、畝の上にウコンの苗を置いてゆく。株間は約30cmほど。親指から小指を広げた2つ分ぐらいの間隔。そこにウコンを点々と置いて、後からビニール袋を手で少し破いて植え込んで行きました。画像の白い網のすぐ右横にある細長いような茎がそれです。春ウコン3苗、秋ウコン3苗、紫ウコン3苗、合計9苗を植えつけて、この日丁度、サツマイモに施すために持って来た<油粕>を一握りずつ施してやり、例のボウフラが浮いているお水を(これしかないんだもん)掛けてやった。サツマイモにも、一握りずつ油粕を施してやった。サツマイモは肥料が不要。その代わりに油粕を施してやると、とても甘みが増すのだと、前回白菜さんに教わったのであります。まだギリギリ間に合うと言われた枝豆は、昨夜一晩水に浸けておいたものを、水切りして持って来ていた。それを蒔いたのは、別のページ(ココ)をクリックして見て下さいね。その蒔いた後が、白い網ネットの部分です。

 ここでようやくO−さんが戻ってきて・・・また後半の草抜きと
肥料、石灰、マルチを施しました。今回は約2時間で終了・・・。

多少ヨレヨレになってはいましたが、O−さんもなんとか元気。
また一輪車を押して坂道を降りて行きました。
さて、一週間後、山の畑はどうなっているのでしょうね。
(2007年7月9日)


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