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<紫蘇:しそ>について

 暑くなりましたね〜。これから9月のお彼岸まで、関西の夏が続きます。真夏に元気なのは、<紫蘇:しそ>たち。みなさんとても馴染みが深い植物ではないでしょうか。近頃流行のハーブの中でも、和テイストとして脚光を浴びています。今回は、その<紫蘇>についてお話をさせて頂こうと思います。どうぞお付き合い下さい。(*^^*)

 紫蘇・・・梅干、紅生姜などの色付けに利用されるのは、どなたでもご存知だと思いますが、色づけだけじゃ〜ないんですよ!!非常にありがたい効能を持ち合わせています。が、その前に・・・紫蘇には、緑の葉と赤の葉があるのはご存知ですか?緑の葉は<青紫蘇:あおじそ、大葉:おおば>として一枚ずつ重ねた状態で、赤の葉は<赤紫蘇:あかじそ>として茎のままの状態で売られています。緑と赤とではどう違うかご存知の方は少ないのではないでしょうか。実は、赤紫蘇はアントシアン系色素(赤い色素)のシソニンがあり、緑の紫蘇にはありません。同じ赤い色のニンジンに沢山含まれるカロチンという栄養素が、赤紫蘇にも沢山入っているだろうと思われがちですが、これが赤紫蘇より緑の紫蘇の方が豊富に含まれるのは面白いところです。その他は、赤も緑もほとんど違いはありませんが、一般的に栄養価が高いのは、カロチンが多い緑の青紫蘇。薬効があるのは赤紫蘇で生薬名を紫蘇葉(しそよう)と言われています。

 赤紫蘇は、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれる効果がある事がわかり、今までは梅干や紅生姜の色づけだけに利用されがちだったのが、健康ブームに乗って若い人の人気を集め、赤紫蘇を煮出しクエン酸と砂糖を加え、より一層鮮やかな赤色にしたジュースが好まれるようになりました。そこに栄養価をプラスしたい私は、クエン酸の代わりにレモン果汁と青紫蘇を加えます。先出の青紫蘇のカロチンは捨てがたいですし、何よりも青紫蘇の香りが気持ちをリラックスさせてくれます。クエン酸とレモンは同じ役目を担ってくれますので、ビタミンCの豊富なレモン果汁を入れています。甘酸っぱくて爽やかな香りが、夏の疲れた体にはご馳走です♪

 この紫蘇、原産国は中国からビルマにかけてだそうですが、史前植物と言っても良いくらい、日本には古くから存在していたようです。縄文時代前期の天神遺跡(山梨県北杜市大泉町)で発掘された土器から野生の紫蘇やエゴマ、ツルマメの種子痕が多数見つかり、県立博物館では「シソやエゴマは香りが強く殺菌作用がある。香辛料などにも利用したのではないか」と、山梨日日新聞で発表されたことを受けて、日本ではそれ以前に渡来したと思われます。昔、化学分析などなかったのに、体に良い物を上手く取り入れているのには本当に毎回驚かされます。

【赤紫蘇の利用法】

<精神安定、不眠、貧血、冷え性、腰痛、リュウマチ、神経痛>
 紫蘇の葉100枚を綺麗に洗ってタオル等で水気を拭き、日陰で半日干して、半乾き状態のうちに保存容器に入れ、焼酎1リットルと氷砂糖1カップで漬け込み、3ヶ月ほど冷暗所に置き、紫蘇を取除いて、寝る前にお猪口1杯飲みます。

<風邪の発熱、悪寒>
 紫蘇の葉10枚と生姜5gを、1.5カップの水で、半量まで煎じて飲みます。

 紫蘇の語源は、カニを食べ過ぎて食中毒を起こした若者に、中国の名医・華侘(カダ)が薬草を煎じて飲ませたところ、若者はたちまち元気を取り戻し、命拾いをしたと言うところから、華侘が煎じた薬草の汁が紫色で、それを飲んで蘇ったところから紫で蘇るで、紫蘇となったそうです。

 ちなみに・・・梅干を漬けた後の赤紫蘇は、どうなさっています?捨てる?そんな勿体無い事はしないでくださいよ。汁を絞って天日で干し、カラカラになったらすり潰します。<縁:ゆかり>と言うふりかけになります。これを混ぜたご飯でおにぎりを作ると、とてもさっぱりと食べられるので、食欲のなくなる夏にはピッタリですよ。どうぞ旬の味を余す事無く体に取り入れて、元気にこの夏をお過ごし下さい。


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