*- 大阪レトロ建築探訪レポ -*

平成18年 10月17日(火曜日)

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< その7 >

 16.大阪証券取引所
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 この建物を入れるかどうか、とても迷いました。と言いますのは、もうすでに旧取引所は取り壊されていて、現存するのは正面だけだからです・・・。書きながらまだ迷ってるんですけど。(^^ゞ
 17.北浜レトロ
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 まさしくレトロ!!(爆)

 明治45年(1912)に証券会社として建てれられ、その後商社のオフィスとして利用され、平成9年より、建物のオーナーが保存を目的にカフェに改装したそうです。2階の窓からは、中ノ島バラ園が一望できます。
 <大阪会議開催地>

 明治8年、木戸孝允ら明治維新の立役者が集い、立憲政治の樹立を約束した「大阪会議」が行われたところである。

 当時の店の名は「加賀伊(加賀出身の伊助が創業)」でしたが、会議の成功を喜んだ木戸が「花外楼」の名を贈り今に至っています。
 花外楼は、現在も高級料亭として名を馳せていますので、貧乏Pは入ることが出来ませんでした。(^^ゞ

 なんでも創業175年にもなるとか・・・って一体何時代???(オイオイ)
 18.中ノ島中央公会堂
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 一世の株相場師であった岩本栄之介が、大阪に大きな公会堂がないのを嘆き、大正7年に当時のお金で100万円を大阪市に寄付して建設されました。しかし、岩本栄之介は、株の失敗から完成を待たずに自害して果てたという曰くつきの建物です。開場は大正7年。

 現在は改装されて、当時とは幾分違っているそうですが・・・Pには解りません。
 公会堂から堂島川沿いに歩くと、中央図書館、大阪市庁舎に行けます。
 19.大阪府中ノ島図書館
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 大阪府立中ノ島図書館は、1900年、住友吉左衛門友純氏からの寄付で建築をし、1904年開館をしたネオバロック様式建物です。

 これが日本???と、思わず言ってしまいそうですが、中ノ島にはまだまだ良い時代の建物が多く存在してくれています。なんとも嬉しい事ですよね。これからも長く存続して欲しいと願っています。

 がーーー!!事もあろうに、あの素晴らしく素敵だった大阪市庁舎が、今や見るも無残な新庁舎になってしまい、当時の面影は全くありません。これは本当に嘆かわしい限りです。

 そこで気になったのは、大阪市庁舎の屋上に吊り下げられていた<みおつくしの鐘>ですが、新庁舎になってもそれだけはちゃんと存続されていて、成人式の時だけ本当の鐘が鳴り響くのだそうです。
 20.日本銀行
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 明治36年(1903)日本銀行の大阪支店として建設されました。

 青いドーム屋根を持つこの建物は、ネオルネッサンス様式だそうで、非常に綺麗で整った形をしています。

 江戸時代、この地は島津藩大阪内屋敷があり、明治には初代の大阪商工会議所会頭でもあった五代友厚の別邸が建てられていました。

と、半日で充分見て歩ける距離に、これだけ沢山のレトロ建築がある事に
大阪出身の私も知らなかったので、とても驚きました。。。

まだまだここに載せきれない建物もありましたので、それはまた
今度の機会と言う事で、今回の探訪を終える事にしました。

古い建物を存続させるのは、並大抵の努力ではないと思いますが、
どうぞいつまでも古き良き大阪の雰囲気を伝えて頂きたいと
願ってやみません。

今日ご一緒下さった笑いネコさんにも感謝を申し上げつつ
レポートを終えたいと思います。ありがとうございました。<(_ _*)>


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