作品工程

ステンドグラスってどうやって作るの???
ってことで、ここではPの作品工程をご紹介致します。
一口に<ステンドグラス>と言えども、その工程は人によって
随分と違いがあります。ご参考までに見て下さいね。
 Pはオリジナルでの作品作りを目指しています。人と同じ物は好まないという結構我侭な人間なので、いつも図案からの作業となります。

 図案は手描きではなく、PCのHPビルダーに付属されている<ウエッブアート>で描きます。これなら何度でも描きなおしが出来るので便利。本職の方は、ガラスの色合いも一緒に考えられるステンド専用のグラフィックソフトで描かれています。でも、趣味の段階なら、ウエッブアートで充分対応可能ですよ。

 描いた図案を2枚プリントアウトし、パーツ毎に番号を入れて行きます。ある程度のガラスの色を入れておくと間違わずに済みます。
 これは四角い物の作成なので、割り箸に両面テープをつけて、図面の枠どりをします。大きい物になると、細長い木の棒を使いますが、これは小さいので割り箸の再利用しています。(笑)

 
 2枚プリントアウトしたのは、1枚は切ったガラスを乗せるのに使い、もう1枚はガラスの型紙に使うためです。

 図案を各パーツ毎にハサミで切り、それぞれのガラスの上に乗せて油性マジックで線と番号を入れて、ガラス切り専用のカッターで線通りに筋を入れ、ペンチで切って行きます。

 それを寸法に合うようにルーター(ガラスの側面を磨く機械)で磨きます。水で一旦ガラスをすすぎ、コパテープをガラスの側面に貼りつけて、ヘラでしっかりと押さえ、土台の紙の上に乗せて見ます。
 寸法通りに収まったら、歯ブラシで専用の油をコパテープの上に塗り、ハンダでくっ付けて行きます。表面はハンダを盛り上がらせるようにして凹凸を作ります。これが意外と難しいんです。コパテープを綺麗に巻いているかどうかで、作品の良し悪しが決まると言っても過言ではないと思います。単純作業だからと、おざなりにすると失敗してしまいます。
 側面、底辺とガムテープで固定してからハンダをつけて行くと、綺麗な形が出来上がります。

 どうでしょうか。簡単なような、難しいような・・・でも、楽しい作業です。世界にたった一つしかないオリジナル。やっぱりやめられまへんなぁ〜(爆)