〜 Anata to ・・・ 〜

雪の降りそうな寒い夜 初めて出会った
冷たく凍えた心に 優しく響く声が
とても温かく感じた

折に触れて くれたメール
お互い励ましあえる友と知った


北風が東風に変わる頃
二人の中で
何かが変わり始めたのを感じた

日常の事を話せる 大切な人
そこに嘘はありえないと思えた

風鈴の音が 涼やかさを与えてくれる頃
二人はお互い愛していることに気づく
踏み込んではいけない愛だった

長い夏の終わり
それでもお互い離れられないことを知る

愛している でも 愛せない・・・
その繰り返しに疲れた頃
二人は最上の愛を確認した

それは・・・
血の繋がりよりも濃く
それは・・・
恋人よりも確かな愛で
それは・・・
もう二度と手に入らない
そして・・・
もう二度と離さない人

巡り来る冬、そして新しい年

二人は最上の愛の中にいる
二度と壊れないと信じて・・・

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   05.01.01 P-SAPHIRE


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